透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記 ネタバレ、感想【第7話 小さな手帳】
透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記
ネタバレ、感想【第7話 小さな手帳】
こんにちは。
ルナ と言います。
このブログでは
人の命の尊さとは何?
という事を改めて考えさせられる
感動作品
透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記
のネタバレを、感想やあらすじも交えて
1巻の1話目から順番にお話しております。
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それでは今日は1巻の第7話目です。
子供は聞きます。
なんで自分が生まれてきたのかを・・・
小学生のころよく遊んだミカちゃんが
妊娠して×華のいる産婦人科医院に入院してきました。
実は×華は小学生の時にクラスのみんなから
イジメられていました。
ミカちゃんは×華とは別のクラスにいましたが
×華以上にクラスのみんなからいじめられていました。
傷のなめ合いではないですが
お互いいじめられていた者同士
×華とミカちゃんは仲良くなりました。
でも、ミカちゃんは
ある日突然いなくなってしまいました。
ミカちゃんは小学生の時
実のお母さんとも折り合いが良くありませんでした。
というよりも、お母さんの方が夫や(ミカちゃんの父)
義理の父母と折り合いがつかなくて、その矛先が
ミカちゃんに行ってしまったという感じ。
義理の父母と夫は女の子のミカちゃんではなく
男の子がほしかったみたいです。
男の子がほしかったという理由・・・
ただそれだけの理由でミカちゃんはお母さんから
長い間虐待を受けてきました。
ミカちゃんはそんなお母さんのことが嫌いでした。
でもすっきり全部嫌いにはなれませんでした。
なぜなら、偶然引き出しの中から見つけた
ミカちゃんが生まれた時の母子手帳があったから。
母子手帳にはお母さんがミカちゃんを生んでくれた
当時の事が、お母さんの当時の気持ちの事が
そのまま載っていました。
今日〇〇回お腹を蹴った・・・とか
顔がお猿さんみたいだ(笑)・・・とか
早くいろんなところに一緒に行って
楽しい思い出をつくりたいなぁ・・・とか
お母さんのおなかの中にミカちゃんが出来た時の
お母さんの気持ちがそのまま書かれています。
だから、ミカちゃんはお母さんの事を
全部スッキリ嫌いにはなれませんでした。
×華も母子手帳を探したことがありました。
でも中身は怖くて開くことが出来ませんでした。
母子手帳は母と子の愛だけで満たされています。
お互いが作り出す生きる糧。
どんな素晴らしい絵本や本も母子手帳には
かないません。
子供はいつも聞きたがります。
なんで自分は生まれてきたのかを・・・
いつか、自分が子供を産んで、その問いに
どう答えることが出来るのか?
今日も産婦人科医院で
生まれる命 消えゆく命を見つめながら
×華は考えます。
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